30代半ばまで普通のサラリーマンだった私が、なぜ副業を始めたのか。給料だけでは資産形成が進まないと感じ、投資、転職、副業へと行動した経験から、将来への閉塞感を抜け出すために大切だと感じたことを書きます。
将来のお金について、なんとなく不安を感じたことはありませんか?
毎月給料は入ってくる。生活もできている。特別大きな不満があるわけでもない。
でも給料明細を眺めながら、
「このまま働き続けて、本当に経済的に豊かになれるのかな?」
私は30代半ば頃から、そんなことを考えるようになりました。
当時の私は、ごく普通のサラリーマンです。
会社に行き、自分の時間を会社に提供し、その対価として毎月給料をもらう。
収入を増やそうと思えば、残業するか、昇給を待つか、出世するくらいしか思いつきませんでした。
もちろんサラリーマンという働き方を否定するつもりはありません。毎月安定した給料がもらえるのは大きなメリットです。
ただ、「もっと早く資産を作りたい」という自分の理想を考えたとき、この働き方だけでは難しい。
少なくとも私には、そう感じました。
これが、私が副業について考え始めた理由です。
給料を節約して投資する。それだけでは足りなかった
最初に取り組んだのは、副業ではありませんでした。
YouTubeなどでお金に関する動画を見ながら勉強し、家計の収支を見直して、余ったお金を投資に回すようになりました。
それまで投資についてほとんど考えたことがなかった私にとって、これは大きな一歩でした。
支出を減らして、投資する。
方向としては間違っていなかったと思います。
ところが、しばらくすると別の問題に気づきました。
投資に回せるお金そのものが少なければ、資産が増えるスピードにも限界がある。
当たり前の話なのですが、自分でやってみて初めて実感しました。
例えば毎月3万円投資できる人と、毎月10万円投資できる人では、同じ運用をしても資産形成のスピードは大きく変わります。
投資先を一生懸命研究することも大切です。
でも、その前に、
「そもそも投資に回せるお金を増やした方が早いのでは?」
と考えるようになりました。
そこで初めて、「稼ぐ力を上げる」という課題が自分の中ではっきりしてきました。

残業ではなく、副業という選択肢
収入を増やしたいなら、本業で残業を増やす方法もあります。
ただ、私が求めていたものとは少し違いました。
残業を増やせば収入は増えますが、基本的には働いた時間に比例します。
一方で副業には、自分の商品やサービス、知識、仕組みを作ることで、単純な「時間×給料」以外の稼ぎ方を経験できる可能性があります。
私が参考にしたリベラルアーツ大学の動画でも、「残業で100万円を稼ぐ場合」と「副業で100万円を稼ぐ場合」を比較する切り口が紹介されています。
もちろん、副業なら簡単に稼げるという話ではありません。
むしろ最初は、分からないことばかりです。
何を売ればいいのか。
どうやってお客さんを見つけるのか。
本当に自分にできるのか。
会社員として仕事をしていると、会社が商品、ブランド、取引先、仕組み、給料まで用意してくれます。
副業では、それを少しずつ自分で考える必要があります。
ここは正直、会社員とは全く違う世界だと感じました。
でも、だからこそ得られるものもありました。
私の転機は「育休」だった
私の場合、大きな転機になったのが子どもの誕生と育休でした。
子どもが生まれたことで、それまで以上に将来について考えるようになりました。
そして育休によって、それまで仕事中心だった生活から少し離れる時間ができました。
そのとき、
「このまま今までと同じ人生を続けるのか?」
と、自分自身に問い直しました。
そこで転職と副業を視野に入れ、少しずつ行動を始めました。
結果として現在は、本業と副業を両立する形になっています。
副業収入も資産形成に回せるようになり、以前より明らかに入金力が上がりました。
もちろん、いきなり人生が変わるほど稼げたわけではありません。
「副業で一発逆転!」みたいな話でもありません。
でも私にとって一番大きかったのは、金額以上に、
「このまま働き続けるしかない」という閉塞感がなくなったことです。
以前は一本道だったものが、今はいくつかの道に見えるようになりました。
そして、爆発的ではなくても、このまま続けていけば「経済的に豊かになる」という自分の目標に近づける。
そう思える道筋が、ようやく見えてきました。
副業より先に「自分はどうなりたいか」を考える
ここまで副業について書いてきましたが、私は全員が今すぐ副業を始めるべきだとは思っていません。
副業はあくまで手段です。
もっと大切なのは、一度自分の人生を立ち止まって考えることだと思っています。
私が今大事にしているのは、次の順番です。
理想 → 現状 → ギャップ → 行動
まず、
「自分はいつまでに、どんな状態になりたいのか?」
を考えます。
例えば、
「50歳までに会社に依存しなくても生活できる状態になりたい」
と考えたとします。
次に考えるのが、
「なぜ、そうなりたいのか?」
ここまで考えることが大切です。
自由な時間が欲しいのか。
家族との時間を増やしたいのか。
海外で暮らしたいのか。
仕事を選べる人生にしたいのか。
理想が明確になったら、次は今の自分を見ます。
現在の収入はいくらなのか。
資産はいくらあるのか。
毎月いくら投資できるのか。
今の働き方を10年続けたらどうなりそうなのか。
すると、理想と現状の間にある「差」が見えてきます。
その差こそが、これから自分が解決しなければならない課題です。
あとは、その課題を解決する方法を探します。
昇進かもしれない。
転職かもしれない。
投資かもしれない。
資格取得かもしれない。
そして私の場合、その選択肢のひとつが副業でした。

最初から正解を探しすぎなくていい
副業に興味があっても、
「何を始めたらいいか分からない」
という人は多いと思います。
私も最初から答えを知っていたわけではありません。
だから私は、最初から正解を決める必要はないと思っています。
考えて、調べて、小さく試してみる。
合わなければ修正する。
また別の方法を試す。
その繰り返しでいい。
行動経済学には「現状維持バイアス」という考え方があります。人は変化によって得られる可能性より、今あるものを失うことを強く意識するため、何もしない選択を取りやすい傾向があります。
だから「完璧な副業を見つけてから始めよう」と考えていると、いつまで経っても始められません。
100点の計画を作ることより、まず小さく試して、自分に合うか確認する。
私自身も試行錯誤の途中です。
それでも、あのとき人生を見つめ直して行動したことは、結果から見ると正解だったと信じています。
まとめ|閉塞感を感じたら、それは人生を見直すサインかもしれない
30代半ばの私は、毎月給料をもらいながらも、
「このままでいいのかな」
という閉塞感を抱えていました。
節約して投資を始めても、入金できるお金が少なければ資産形成のスピードには限界がある。
だから私は「支出を減らす」だけでなく「収入を増やす」ことにも目を向け、副業を始めました。
今振り返ると、重要だったのは副業そのものより、一度立ち止まって、自分がどんな人生を送りたいのかを考えたことだったと思います。
もし今、
「このまま10年働いても、あまり未来が変わらない気がする」
と感じているなら、その感覚を無視しなくてもいいと思います。
まず紙やスマホのメモに、
「いつまでに、どんな状態になりたい?」
と書いてみてください。
次に、
「今のまま進んで、そこに到達できる?」
と考えてみる。
もし答えが「難しそう」なら、その差を埋める方法を探せばいい。
副業は、その選択肢のひとつです。
人生を一気に変える必要はありません。
でも、人生が好転するチャンスは、現状に疑問を持って、何かを変えようとしたところから始まる。
私はそう思っています。

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