副業を始めたいけれど、何をすればいいかわからない。そんな人に向けて、「好きなこと・得意なこと・大事なこと・市場ニーズ」の4つから、自分に合った副業を見つけ、小さく始める方法を私自身の経験を交えて紹介します。
「副業を始めたい。でも、何をすればいいんだろう?」
副業に興味を持った人が、最初にぶつかる壁だと思います。
実際、2026年版のリベラルアーツ大学の動画でも、おすすめ副業として19種類もの選択肢が紹介されています。

選択肢を知るにはとても参考になります。
ただ、19種類を見たところで、
「じゃあ、自分はどれをやればいいの?」
という問題は残ります。
私が実際に副業を経験して思うのは、流行っている副業から選ぶより、まず「自分に合っているか」を考えた方がいいということです。
「儲かりそう」だけで副業を選ばない
副業選びで参考になった考え方のひとつが、八木仁平さんの著書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。
この本では、「本当にやりたいこと」を、
好きなこと × 得意なこと × 大事なこと
の組み合わせから考える自己理解メソッドが紹介されています。ここでいう「好き」は興味のある分野、「得意」は自然と上手くでき、やっていて苦になりにくいこと、「大事」は自分の価値観です。
私はこの考え方を副業に当てはめるなら、さらにもう一つ、
市場ニーズ
を加えると分かりやすいと思っています。
つまり、
大事なこと(価値観) × 得意なこと × 好きなこと × 市場ニーズ
この4つが重なるところを探す。

例えば私なら、
好き:クルマ
得意:海外の人との交渉や商品探し
大事:会社や場所に縛られず、自由に働きたい
となります。
ここから「クルマが好きだからYouTubeをやろう」とすぐに決めるのではなく、
クルマ × 海外取引 × 自由な働き方
と考えてみる。
すると海外向けEC、部品販売、輸出、情報発信など、いろいろな選択肢が見えてきます。
最後に「そこにお金を払ってくれる人がいるか?」という市場ニーズを確認する。
これが、私が考える副業選びの基本です。
私の副業は、メルカリの不用品販売から始まった
とはいえ、最初からこんなきれいに考えていたわけではありません。
私が最初にやったのは、自宅にある不用品をメルカリで売ることでした。
売る物がなくなってくると、今度は商品を仕入れて売るようになりました。
Amazonにも出品し、楽天やYahoo!ショッピングを使ったポイントせどり、さらに店舗せどりにも挑戦しました。
いわゆる「せどり」です。
実際にやってみると、これが意外と自分に合っていました。
本業で海外営業をしていたので、商品を探したり、価格を比較したり、値段交渉したりすることには抵抗がありません。
むしろ、
「これをいくらで仕入れて、いくらで売れるだろう?」
と考えるのがゲームみたいで面白かった。
仕入れる。
売る。
結果を見る。
次はもっと良くする。
この繰り返しに、私はあまりストレスを感じませんでした。
気がつけば「せどり」だったものが、自分の中ではEC物販という小さな事業に変わっていました。
続けられる副業には理由がある
副業は、始めればすぐに結果が出るとは限りません。
だから私は、続けられるかどうかをかなり重要視しています。
例えば、毎週末に動画編集をすることが苦痛で仕方ない人が「動画編集は稼げるらしい」という理由だけで始めても、長く続けるのは難しい。
逆に、他の人から見れば面倒な作業でも、自分はそれほど苦にならない。
これは強みです。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』でも、「得意なこと」は単なるスキルではなく、自然とうまくでき、やっていて苦になりにくいこととして整理されています。
私の場合、それが商品探しや価格交渉、物販でした。
そして、もともとクルマを走らせるのも弄るのも好きだったことから、食品メーカーから自動車業界への転職にも挑戦しました。
転職後は、副業で身につけたEC物販の経験を活かして、EC事業の立ち上げや運営にも携わるようになりました。
副業で経験したことが、本業にもつながったわけです。
自分が好きな分野で、比較的得意なことをやる。
私の場合は、この環境に移ったことで仕事に対するストレスもかなり変わりました。
心に余裕があると、仕事だけでなく、周りの人との接し方にも余裕が生まれる。
これは収入以外で、副業や転職から得られた大きなものだったと思います。

完璧な副業を探すより、小さく試してみる
ただし、自己分析だけを延々と続けても副業は始まりません。
候補が見えてきたら、小さく試すことです。
物販なら、まず家にある不用品を1個売ってみる。
ブログなら、まず1記事書く。
動画なら、まず1本作ってみる。
そこで、
「意外と楽しい」
「これは苦痛だな」
「もっとやってみたい」
という自分の反応を確認します。
頭で考えるだけでは、自分に合っているかどうかは分かりません。
自己理解 → 仮説 → 小さく実行 → 振り返る → 修正
これを何度か繰り返す。
私は、副業の始め方としてこれが一番現実的だと思っています。

副業を事業にするなら、お金の管理も仕事になる
副業が少しずつ大きくなってきたら、売上だけを見るのではなく、お金の管理も必要になります。
特に物販は、商品を先に仕入れて、その後に代金を回収します。
利益が出ていても、仕入れや在庫に現金を使いすぎれば資金繰りが苦しくなります。
最低限の簿記やキャッシュフローの知識は身につけておいた方がいいと思います。
継続的な事業として進める場合は、開業届や青色申告についても確認しておきましょう。
2026年現在、国税庁では開業届の提出期限を「開業した年分の所得税の確定申告期限」、青色申告承認申請書は原則3月15日まで、1月16日以降に開業した場合は開業日から2か月以内としています。(国税庁)
まとめ|自分に合う副業は、外ではなく自分から探す
「2026年に稼げる副業は何だろう?」
と調べること自体は悪くありません。
でも、その前に一度、
自分は何が好きなのか?
何をしていると苦にならないのか?
どんな人生にしたいのか?
そして、それを必要としている人はいるのか?
を考えてみてください。
その重なるところに、自分に合った副業のヒントがあります。
そして候補が見つかったら、いきなり会社を辞めたり、大金を投じたりする必要はありません。
まず、小さくやってみる。
私もメルカリで家の不用品を売るところから始まりました。
最初の一歩なんて、そのくらいでいいと思います。
大事なのは「絶対に失敗しない副業」を見つけることではなく、自分なりの仮説を持って始めてみること。
やってみて違ったら、また修正すればいい。
そうやって試行錯誤を続けているうちに、「これなら続けられそう」というものが少しずつ見えてきます。
それが、自分に合った副業を見つける一番の近道だと私は思っています。

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